代表世話人挨拶

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代表世話人 草野研吾

 この度、心臓サルコイドーシス研究会におきまして、ホームページを立ち上げることになりましたので、ご挨拶申し上げます。

 本研究会は、2017年2月に、日本循環器学会から世界初の「心臓サルコイドーシスの診療ガイドライン」が発行され、「心臓サルコイドーシスの診断指針」および「心臓限局性サルコイドーシス診断の手引き」が提唱されたことを受け、症例の集積を通して、これらの妥当性を検証することを目的に設立されました。

 発足時は、大阪医科薬科大学の寺﨑文生先生を代表世話人として、日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会と日本循環器学会のメンバーから、森本紳一郎先生、磯部光章先生、矢﨑善一先生、田原宣広先生、吉永恵一郎先生など、心臓サルコイドーシスの診断・治療に特に造詣の深い先生方を中心に世話人が構成され、不整脈診療・心不全診療・核医学・放射線診断などに関して活発な交流を行ってきました。また、「びまん性肺疾患に関する調査研究班」との交流により、サルコイドーシス患者会(サルコイドーシス友の会)への支援や啓発活動、サルコイドーシス臨床調査個人票の修正、サルコイドーシス診療の手引き執筆など積極的な活動を行って参りました。

 2022年から、代表世話人を草野研吾が務めることになり、事務局を国立循環器病研究センターに移し、2008年から行ってきた全国規模のレジストリによる実態調査を継続など、更なる心臓サルコイドーシスの診療・研究・教育に邁進すべく、活動を続けて参りたいと思っています。

 皆さまのご協力を得ながら、心臓サルコイドーシス研究会に更なる発展が訪れることを祈念しつつ、ご挨拶に代えさせて頂きます。

 2023年11月

心臓サルコイドーシス研究会 代表世話人
草野 研吾